近年、犬、猫が亡くなる原因として、心臓病はがんとともに3大要因の一つとなっています。当院では循環器疾患の診断、治療に積極的に取り組み、飼い主様と動物達が1日でも長く暮らしていけるよう手助けしていきます。
犬では僧帽弁閉鎖不全症、猫では肥大型心筋症
犬では左心房と左心室の間の弁の異常に起因する「僧帽弁閉鎖不全症」、猫では心筋の異常発達に起因する「肥大型心筋症」が最も多い心臓病として挙げられます。
いずれの心臓病も、初期の段階ではほぼ無症状ですが、症状が出る頃には既に重篤化している場合も多く、そのまま死に至る可能性がある病気です。状態に適した治療を行い、心不全を未然に防ぐことがQOL(生活の質)に大きく左右します。
そのため早期発見して治療していくことが非常に重要となります。
当院での心臓病への治療の取り組み
当院では、身体検査、血液検査、画像検査をベースに、ご家庭での食欲やご様子(元気さ、息苦しさ、咳の有無など)もお聞きした上で、内科治療を行なっていきます。
またご家族の負担となる毎日の投薬についても、錠形を小さくする、必要最低限の種類に調整するなどして、負担をなるべく少なくする方法を飼い主様と一緒に考え、治療を行なっていきます。
また、当院では、多くの心臓外科の手術実績のある、菅野信之先生(動物心臓外科センターhttps://southtokyo-amc.com、センター長)と連携し、内科治療だけでなく根治治療である外科治療についてもご提示していきます。
心臓病についての詳しい健診をご希望の方は、お得な心臓健診パックもご用意しております。心臓病のことに関してご心配の方は、お気軽にご相談下さい。