野鳥の保護について

先日、小学生の男の子が、片羽を痛めて上手く飛べずに車に轢かれそうになったすずめのヒナを保護して来院されました🏥
少年の一つの命を救うための勇気ある行動と優しさは素晴らしかったと思います✨

春から夏にかけてのこの時期は、ヒナの巣立ちの時期でもあります。地面に落ちて迷子になっているように見えるヒナも、実は飛ぶための練習をしているだけで、親鳥が近くで見守っている場合が多いです。
人がヒナに近づくと、警戒して親鳥もヒナを助けに来れなくなってしまいますので、近づかないようにしてあげて下さい。もし、車に轢かれそうであったり、ネコなどに襲われそうであれば、近くの木の枝や、近くに巣があれば巣に戻してあげて下さい。

また、野鳥は「鳥獣保護管理法」と言う法律により、飼育することは禁止されていますので、ヒナが落ちているようでも、基本は拾わず見守るようにしてあげて下さい。

男の子が救ってくれたヒナは治療によって羽を動かせるようになったため、救助された場所で放鳥し、元気に飛び立っていきました。
親鳥と会えることを願います✨